ChemTHEATRE(ケムシアター)は、テキストファイルやエクセルファイルとして散在しているモニタリングデータを統一した形式で収録、保管しているデータベースです。有益な情報をより系統立てて提供可能です。
分析データの精度および信頼性評価の判断基準となる分析法に関するメタデータを各データセットとともに収録。さらに、試料に付随する情報も併せて収録しています。このようなメタデータとの紐付けにより、メタデータ中のキーワードから測定データを検索することも可能です。
ChemTHEATREを活用することにより、化学物質のトレーサビリティが確保され、環境中での挙動・運命予測が容易になります。
外部のデータベースやツールと併せて使用することには以下のような利点があります。
ChemTHEATREに収録されている化学物質の濃度情報を利用することで、実測値を用いた暴露評価および生態リスク評価が可能となります。例えば、産業技術総合研究所が開発した汎用生態リスク評価管理ツール(AIST-MeRAM [https://meram.aist-riss.jp])にChemTHEATREからエクスポートしたデータを読み込ませて解析することができます。このように、複数のデータベースを連携させることにより、リスク評価の根拠となるデータ収集に要していた従来のコストを大幅に縮小できる上、簡易な操作により誰にでも解析結果の取得が可能となります。この他にも、多様なデータベースとの統合利用を推進することで、ChemTHEATREをレスポンシブル・ケアの理念に合致した化学物質の安全性・リスク情報を提供する基盤に育てていきたいと考えております。